五右衛門風呂

昨日のユニットバスから、思ったことなんだが、 田舎のお祖母さんの家には、五右衛門風呂があっ た。住んでいる建物から独立して、風呂小屋みた いな感じで、一度家の外に出て、風呂小屋へ行っ た記憶がある。(小さい頃だからほんの僅かな記 憶だ)家から独立していたのは、火を焚べるので、 母屋が火事とかにならないようにするためなのか なって思う(火の粉が舞ったりしたら大変だ)他 に独立しているといえば便所も便所小屋で離れて いた。ポッタン式で肥溜めに尿便を溜めるから、 匂いが家の中に入ってこない位置に建っていた。 で、知ってる方もいると思うが、五右衛門風呂に 入るには、木製で作った円盤みたいな台の上に体 を乗せて入る。足で踏みつけながら、体重を掛け て沈めていくのだ。小さい子供では湯の浮力で木 の台座は浮き上がってくる。だから大人と一緒に 入るのだが体がふらつく。すると浴槽は鉄だから、 浴槽に触れるとヤケドするくらい熱い。しかしそ れが、遊びの感覚で面白かったという記憶がある。 洗髪なんかも、浴槽のお湯を洗面器ですくって洗 うのだ。湯が少なくなると水を足して、追い焚き をする。田舎だからお風呂があったけど、都会だ と銭湯にいくんだろうな。家にお風呂がないって いうのは、今ではほとんど考えられない。でも、 昔のお風呂のほうに夢があったと思うな。

Furuchan5's Simple Life

簡素/清潔/自由/ハッピー

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